がんになるわけないと思っていたのに2つも見つかったricoの日記

がん告知(ステージⅠ)を受けて生活が一変しました。毎日の思いを記録します。

2月16日(木)退院 術後2日目 願いが叶った日

朝の回診で退院OKとなる。

この病院は

朝と夕方勤務している乳腺科の先生方全員での回診がある。

この日もみなさんで傷口をみてくださる。

そうそう,

手術の前の回診では,

5名の先生が全員で触診をされた。

これも間違いを防ぐためのものだろう。

医長の先生がベットから離れたあとで

また,戻ってこられて一言

「いいですか?退院してもすぐに動き回らないようにね。

 脅かすわけじゃないけど,具合が悪くなって戻ってくることになるよ。」

へっ???

「はい,わかりました。先生,私の普段の動きを知っていらっしゃるようですね。」

と申し上げると,

「見ていてわかりますよ。じっとしていられないでしょ?」

はい。

まさに

その通りです。

次から次へと仕事をこなしていなかいと

ストップしてしまいますから・・・

 

この話をお掃除にきてくださったスタッフの方にすると

実際に無理をし過ぎて戻ってきたかたが本当にいるのだそうだ。

気をつけよう。

 

途中,買い物をする。

スーパーでの買い物ができない私は

コンビニでなら調達ができる。

 

適応障害になったときに

ご飯の支度ができなくなった。

初めは,献立がたてられなかった。

そして,なんとか献立を考えてスーパーに行くのだが

どの食材を買えばよいのかがわからない。

仕事は完璧にこなせるのに・・・

そのうちにスーパーに行くこと自体できなくなった。

心臓がバクバクして呼吸ができなくなるのだった。

それでも

ドラッグストアやコンビニは大丈夫だった。

道の駅や農協の直売所の大丈夫。

そんなところで食材の調達をしていた。

そのうち台所にも立てなくなった。

そのころには

家に帰ることもできなくなった。

不登校のお子さんが学校にいこうとすると

腹痛や頭痛がおこるのと同じように・・・

吐き気や頭痛をが起こらないように

駐車場で薬を飲んでから家に帰る日々が続いた。

 

このままでは

私はだめになる。

そう思って思い切って家をでたのだった。

結果的には一人暮らしをすることになったのだが・・・

 

この退院の日の夕方から

配偶者が同居をしてくれることになった。

 

ずっと願っていたことが

病気になったことで叶ったのだ。